ゲームシナリオの作り方

ゲームシナリオの作り方

ちょっとした縁があって、静岡産業技術専門学校というところで5月23日から6回に渡って、ゲームシナリオの書き方を教えることになった。ゲームといっても、シナリオはシナリオで、その本質に変わりがあるわけではないが、映画や舞台や、他の諸々とは少し毛色の違う制約があり、実際のところ、普通にシナリオが書ける人でも、ゲームとなると勝手が違うことが多い。ゲームの企画や設計が理解できていないと、往々にして矛盾や不具合を生じるので、用心しなければいけないところだ。

現場での経験や知識の集積があるから、シナリオを書く分には不自由しないが、教える方のプロではないので、少々悩みつつ、とりあえず、ざっくりとこんな風に進めようかと思っている。

  1. ゲームシナリオの特徴と概論
  2. シナリオにおける表現のケーススタディと「会話」
  3. 制作実習(設定)
  4. 制作実習(キャラクター)
  5. 制作実習(ストーリー)
    <自分であらすじをまとめてくる宿題>
  6. あらすじの発表と合評
工夫しているのは、制作実習の部分。単に、各々に文章を書かせたりするのではなく、教室に居る生徒にどんどん質問を投げかけ、その場で思いつく意見の中から、リアルタイムで一気に世界設定からキャラクター、ストーリーまでを構築してしまう。時間は限られているが、迷いさえしなければそれは大きな問題ではない。

重要なのは、瞬発力。実際のゲーム制作においても、会議の席でどんどんアイデアを出し、それを取捨選択していく作業は欠かせない。目の前で、イメージが組みあがっていく面白さ。スピード感。いわゆる創作のダイナミズムを、みんなに味わってもらえば、それが如何に魅力ある作業であるか、分かってもらえるのではないかと思う。

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