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	<title>Angel&#039;s Fear &#187; 2009年</title>
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	<description>Welcome to Angel’s Fear, Hiroki Kikuta official website for all video-game music followers !</description>
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		<title>残念コミックマーケット77</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Nov 2009 17:42:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hiroki Kikuta's Blog]]></category>
		<category><![CDATA[2009年]]></category>
		<category><![CDATA[Comic Market]]></category>

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		<description><![CDATA[実に残念なお知らせなのですが、手違いがあって、来る12月のコミックマーケット77にサークル参加できなくなってしまいました。慣れたはずのオンライン申し込みの際の、ちょっとした勘違いが原因で、誰のせいというわけでもないのです...]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/ivent.jpg"><img class="alignnone size-thumbnail wp-image-1825" title="残念通知" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/ivent-240x180.jpg" alt="残念通知" width="240" height="180" /></a><br />
<br />
実に残念なお知らせなのですが、手違いがあって、来る12月のコミックマーケット77にサークル参加できなくなってしまいました。慣れたはずのオンライン申し込みの際の、ちょっとした勘違いが原因で、誰のせいというわけでもないのですが、楽しみにしてもらっていた方には申し訳ありませんです。頒布用CDの楽曲も既に用意して、けっこう気合入れてたんだけどね。ま、今年の年末は例年に倍して激しく仕事が詰まっており、そのぶん集中できるのは良いことかもしれません。<br />
<br />
その代わりと言ってはなんですが、株式会社セガさんの企業ブースにて、僕がお手伝いしているプロジェクトのグッズが販売されるようなので、興味がおありの方は足を運んでいただければ幸いです。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>万聖節に寄せて</title>
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		<pubDate>Sun, 01 Nov 2009 00:44:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hiroki Kikuta's Blog]]></category>
		<category><![CDATA[1898年]]></category>
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		<category><![CDATA[KOUDELKA]]></category>

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			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/thunder.jpg"><img class="alignnone size-thumbnail wp-image-1513" title="ペンブロークシャーの雷" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/thunder-240x180.jpg" alt="ペンブロークシャーの雷" width="240" height="180" /></a><br />
<br />
11月1日は万聖節である。思えば拙作のPlayStation向けRPG「クーデルカ」のリリースからもう10年が経つ。サクノスの設立から退社まで、人生の丸二年を費やしたプロジェクトであった。クーデルカの物語は、1898年10月31日の夜、ウェールズの修道院で起こる、一晩だけの出来事を描いたものだ。場所と時間を極限まで絞ったのは、制作に使える人員と時間が限られていたからだ。たとえ予算が潤沢にあっても、何も無いところから大規模RPGの制作を始めるのは厳しい。僕がそのチャレンジを始めたのは、ちょうど3DCGの技術的発展期にあたり、現在のようなノウハウの蓄積も、経験豊富な人材も居ない状況。いずれ手探り暗中模索で、人を探し、集め、育てていれば、半年やそこらはあっという間に経ってしまう。ましてや、大手開発会社の擁する既存のRPGに伍する魅力や話題性を生み出そうとすれば、そのハードルは高く、目標を絞って一点突破を目指さなければ、とても成功は覚束ない。企画は二転三転したが、最初のコンセプトというか、立脚点として、リアルとファンタジーということを置いた。現実と虚構という意味では、相反するように思えるが、そのふたつを適切に混ぜることによって、今までに無い面白さを実現できるのではないか、という予感があったのだ。ファンタジーのためのファンタジーを目指しても、圧倒的な豪華さと物量で勝負を挑まれれば太刀打ちの仕様が無いが、確固たる世界観や物語の基盤を構築し、ユーザーの心に深く根付くものを作れば、息の長いコンテンツとして、愛され親しまれていくのではないか。それを実現する手段として、リアルとファンタジーは、僕が完全に掌握しコントロールできる武器でもある。しかしその配分は難しく、設定する次代が古過ぎてもリアルを生み出せないし、新し過ぎても制約が多くてファンタジーが死んでしまう。最初は1898年という、ガス灯と霧の中に科学と魔法が交錯する危ういバランス、まさに幻想文学の世界から始めて、徐々に現代に近づけることで、ファンタジーの持つ異様な感触を保持したまま、現代生活のリアルさの中にそれを存在させたかった。二作目のストーリーは1900年のパリ万博。なぜこの舞台なのかといえば、大昔のことのように思えて現実味が無いくせに、実は文献資料も映像資料も建築物もふんだんに現存していて、幻想的且つリアルな世界を構築するのに都合が良いからである。そして次の舞台は1973年のシカゴ。ロックとドラッグ。ベトナム戦争末期の帰還兵と敗れ去ったアメリカの正義が否応無くリアルを突きつける中に、忍び寄る奇妙な都市伝説的ファンタジーを描く。さらに次の舞台は、現代の奈良そして京都。イギリスはウェールズの片田舎に端を発した伝説のケルト民族のファンタジーが、千年の歴史を今に伝えている極東の古都に行き着く。況や京都こそは、いにしえよりのファンタジーと現代的なリアルを共存させて稀有な街である。活劇あり心理劇あり。東西の妖怪変化が縦横無尽に活躍する場所としてこれほど魅力的な舞台もあるまい。残念ながら二作目以降を作るチャンスは無かったが、いまだにクーデルカという作品とそのキャラクターを記憶し、愛情を持ってそれを語ってくれる人が居るのは嬉しいことである。11月1日が万世節であるように、11月2日は万霊節。死者が蘇ってくる日だという。クーデルカの霊がこの世に現れて、我々の暮らしぶりを見たらなんというだろう。呆れるだろうか笑うだろうか。いや、案外まだ世界のどこかに生きていて、街の片隅でよく当たる占い師でもしているかもしれない。<br />
<br />
<br />
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		<title>バレエ・リュス</title>
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		<pubDate>Wed, 28 Oct 2009 01:22:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hiroki Kikuta's Blog]]></category>
		<category><![CDATA[2009年]]></category>

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		<description><![CDATA[バレエ・リュスと聞いてああ、と思える人は少ないだろう。ロシア出身のプロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが1909年にパリのシャトレ座で旗揚げしたバレエ団である。記憶を辿れば僕の子供時代の少女漫画に於いて、女の子の憧れと...]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/Zharptitsa1.jpg"><img class="alignnone size-medium wp-image-1406" title="バレエ『火の鳥』のコスチューム:Леон Николаевич Бакст" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/Zharptitsa1-237x300.jpg" alt="バレエ『火の鳥』のコスチューム:Леон Николаевич Бакст" width="237" height="300" /></a><br />
<br />
バレエ・リュスと聞いてああ、と思える人は少ないだろう。ロシア出身のプロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが1909年にパリのシャトレ座で旗揚げしたバレエ団である。記憶を辿れば僕の子供時代の少女漫画に於いて、女の子の憧れといえばバレエとプリマバレリーナであったが、その芸術的基盤をほとんど一手に築いたのがセルゲイ・ディアギレフとバレエ・リュス、いわゆるロシア・バレエ団であった。最初の舞台は「アルミードの館」で、作曲はニコライ・チェレプニン。かの伊福部昭先生や早坂文雄先生が師事したアレクサンドル・チェレプニンの父である。その後、バレエ・リュスは幾多の輝かしい芸術的業績を残しながら、しかしその頂点として数えられるものは、巨大な三つの名前によって象徴される。ひとつは前述のセルゲイ・ディアギレフ、そしてもうひとつはディアギレフの盟友イーゴリ・フョードロヴィチ・ストラヴィンスキー、そしてもうひとつはディアギレフと恋仲であった、ヴァーツラフ・フォミッチ・ニジンスキー。特にニジンスキーは天才を絵に描いたようなバレエダンサーであった。志半ばで精神を病み、いわゆる統合失調症として精神病院を盥回しにされる彼の、もっともセンセーショナルな舞台は、しかしながら彼自身が踊ったものではなかった。それは1913年5月29日にパリはシャンゼリゼ劇場にて行われた、ストラヴィンスキー作曲、ピエール・モントゥー指揮、ニジンスキー振り付けによるバレエ「春の祭典」初演である。会場にはサン＝サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなど、錚々たる顔ぶれが客として足を運んでいたが、ファゴットの最高音域を使ったイ調独奏を皮切りにした演奏と踊りが始まるや、そのあまりにも斬新な芸術性に衝撃を受けた聴衆が賛成派と反対派に別れ大声で罵倒し合い、場内は怒号飛び交う大混乱に陥った。結局この舞台は都合8日間しか上演されず、ニジンスキーがディアギレフの意向を無視して女性と結婚し、バレエ団を解雇されたため、その振り付けも時の流れの中に忘れ去られていた。しかし後年、舞踏史学者のミリセント・ホドソンが、初演の際に「春の祭典」の振り付けに助力したマリー・ランバートを取材し、1979年から実に8年を費やした考証の末に件の振り付けを再現。1987年に無事復活上演された。それはもう現代人の目から見ても奇跡のごとく斬新な振り付けであり、ストラヴィンスキー渾身のオーケストレーションと相俟って、鬼気迫る凄みを感じさせる舞台だ。その成果を織り込み、1913年の初演時の劇場の模様を忠実に再現した単発TVドラマ「Riot At The Rite」が、2005年に英国BBCによって製作されており、これがまた微に入り細に渡り素晴らしい完成度。まさに時代の空気を写し撮った臨場感で、心躍る好篇となっている。<br />
<br />
<a href="http://video.google.com/videoplay?docid=-8137393125612191818#">Riot At The Rite</a><br />
<embed id=VideoPlayback src=http://video.google.com/googleplayer.swf?docid=-8137393125612191818&#038;hl=ja&#038;fs=true style=width:240px;height:196px allowFullScreen=true allowScriptAccess=always type=application/x-shockwave-flash> </embed><br />
<font style="font-size: 10px;">http://video.google.com/videoplay?docid=-8137393125612191818#</font><br />
<br />
さて、ストラヴィンスキーについてもう少し書きたい。僭越な表現かもしれないが、僕の音楽的趣味に於いて彼の最高傑作と感じるものは残念ながら「春の祭典」ではない。これもディアギレフの依頼によって作曲され1910年にパリはオペラ座で初演された「火の鳥」である。ほぼ四管編成という大きなオーケストレーションが施されたこの作品には、ストラヴィンスキー自身による多くの改変バージョンがあり、いずれも現代管弦楽の精華。誰も再び到達することの出来ないオーケストラ音楽の頂点だと思う。僕自身、オーケストラのアレンジに手を染めながら、管弦楽法の複雑さや構成の緻密さに重心を置けないのは、どのように努力してもこのストラヴィンスキーの残した輝きに及ぶことが出来ないという諦めによるものが大きい。先日、ストラヴィンスキー自身の指揮による「火の鳥（1945年版）」ニューフィルハーモニア管弦楽団1965年の映像を見たが、後年のいずれの指揮者と比べても比類なき色彩豊かな演奏。単なる綺麗さや美しさを目指すのではない、人間的な情緒や生命の躍動に満ちた、畢生の名演であった。ちなみに、この1945年版は終曲の最後、テーマが繰り返し合奏される部分が、4分音符ではなく8分音符+8分休符となるよう編曲しなおされているが、これはストラヴィンスキーが晩年、セリー主義などに傾倒し、曖昧なアーティキュレーションによる不明瞭な響きを嫌ったためであるらしい。世評に芳しくない改変であり、確かに壮大な曲想には少々似つかわしくない雰囲気であるが、老いてなお自分にとっての新しい音楽を求め、過去に安住しない勇気にこそ、賞賛が贈られるべきであろう。<br />
<br />
<a id="back2top" href="#pagetop">Back to Top</a></p>
]]></content:encoded>
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		<title>東京ゲームショウ2009</title>
		<link>http://hirokikikuta.com/blog/tokyo-game-show-2009.html</link>
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		<pubDate>Sun, 27 Sep 2009 00:52:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hiroki Kikuta's Blog]]></category>
		<category><![CDATA[2009年]]></category>
		<category><![CDATA[ゲーム業界]]></category>

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		<description><![CDATA[見やすく、使いやすく、スタイリッシュに！菊田裕樹オフィシャルサイトangel&#8217;s fearが新しく生まれ変わりました。今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m さて、記念すべきリニューアル最初の記事は...]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/90909090.jpg"><img src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/90909090.jpg" title="東京ゲームショウ2009" width="300" height="300" class="alignnone size-full wp-image-2996" /></a><br />
<br />
見やすく、使いやすく、スタイリッシュに！菊田裕樹オフィシャルサイトangel&#8217;s fearが新しく生まれ変わりました。今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m<br />
<br />
さて、記念すべきリニューアル最初の記事は東京ゲームショウ2009雑感であります。例年9月に幕張メッセで開催される、日本発のコンシューマ向け(一部PC)ビデオゲームのハードとソフトの見本市。公式発表によると、例年並か微減の人出だということでしたが、会場に足を運んだ肌感覚では、それどころではない衰退ぶりに思えました。もちろん、折からのアメリカ経済の破綻と金融危機、それによる構造的な不況から、大手を除いた中小メーカー30社あまりが出展を取りやめた、という台所事情であり、以前ならば展示ブースで全館ギッシリ埋まっていた幕張メッセも、ところどころ空き地の出来る状況であれば、仕方のない印象かとも思うのですが、あれこれ見て回ると、どうも事はそれだけでは済まされない気がするのです。もっと深刻な問題が、その裏側には隠されているような、そしてその問題が、今後さらに大きくゲーム業界を蝕んでいくような…。たとえば3時間ほど会場内を歩いて僕が抱いた感想は次のようなものです。<br />
<ol>
	<li> 日本のオンラインゲーム市場が完全に失速した</li>
	<li> 日本の中小ゲーム開発会社のほとんどは新しく成長する可能性のあるコンテンツを生み出す体力を持っていない</li>
	<li> 日本の大手ゲーム開発会社はその多くが経営再編の途上にある</li>
	<li> ソニーとマイクロソフトは自社が中心となってソフトウェア開発をする意思が薄い</li>
	<li> 海外のゲームパブリッシャーは日本を魅力的な市場とみなしていない</li>
</ol>
それと特に気になったのは、外人の来場者が少ない、ということです。雑感ですから、詳しく分析するのは控えますが、各々、それほど的を外れた見方ではないと思いますし、今後のゲームマーケットの趨勢を考える上で、これらの現状をどう捉えていくかは、業界全体の浮沈のかかった大きな課題だと僕は考えています。<br />
<br />
さてさて、俯瞰はさておき、各出展物でいくつか僕の目を惹いたものについて書きましょう。まず「スクウェア・エニックスのファイナルファンタジーXIIIのムービーのポリゴンキャラクターの瞳の動き」。これは半端なく凄い。これほど緻密かつ表情豊かに人間の瞳を描いたCGは世界でも最初です。間違いなくILMにもPIXARにも勝っています。素晴らしい、脱帽します。それから「コナミのキャッスルヴァニア Lords of Shadowの声優」。声優っていうか、パトリック・スチュワートにジェイソン・アイザックだよ、これ反則だろ小島監督。（笑）ゲーム的に面白そうだったのは「米ノーティドッグ社のアンチャーテッド2のマップの作りこみ」で、神懸ってるレベル。それから「UBI社のアサシンクリード2の格闘バトル時の自キャラと敵の組みモーション」も凄まじい。あと、日本人的センスを生かしながら綺麗にまとまっていて素晴らしいと思ったのが「カプコンの大神伝 小さき太陽」。それから、これはなんか本当にゲームらしくて新しいけど、新しすぎてなんだかわかんなくて売れないんじゃないかと思ったのが「カプコンのゴーストトリック」でした。微塵も日本向けということを考えずに只管自分たちの感覚でクオリティーを上げてくる海外の開発会社に対し、総じて停滞気味な日本の開発会社の中で、カプコンの元気さは光っていましたね。<br />
<br />
というわけで、東京ゲームショウ2009雑感でしたが、現場では業界の知人との久しぶりの再会もあり、それをきっかけにいろいろと発展しそうな気配が漂ってきました。来年は忙しくなるかもしれません。諸々含めて、乞うご期待といった感じです。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
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		<title>ケルンの余談</title>
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		<pubDate>Fri, 25 Sep 2009 00:35:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hiroki Kikuta's Blog]]></category>
		<category><![CDATA[2009年]]></category>

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		<description><![CDATA[ケルン中央駅で電車を待っている時に、駅構内の本屋で見つけたドイツ版オタク雑誌「koneko」。表紙から想像される内容に反して、単なるゲーム紹介誌というわけではなく、むしろ日本のオタク文化をごった煮的に詰め込んだかなりのキ...]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/koneko.jpg"><img class="size-thumbnail wp-image-919 alignnone" title="koneko" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/koneko-240x180.jpg" alt="koneko" width="240" height="180" /></a><br />
<br />
ケルン中央駅で電車を待っている時に、駅構内の本屋で見つけたドイツ版オタク雑誌「koneko」。表紙から想像される内容に反して、単なるゲーム紹介誌というわけではなく、むしろ日本のオタク文化をごった煮的に詰め込んだかなりのキワモノ雑誌。滅茶苦茶な翻訳のされた日本語講座や、噂を聞いた事も無いドイツのオタクロックバンドの紹介、もはやどのキャラを描いているのか分からないレベルにまで変異した読者投稿イラスト、編集スタッフが個人的に日本を旅行した際に適当に撮ったと思われる、秋葉原や歌舞伎町のスナップ写真などが満載で、隅々まで行き当たりばったり且つ出鱈目な記事で埋め尽くされ、まったく編集方針などが感じられないあたり、なにをやってもいいのだ的な清々しさを感じる。こんなものでも平気で5ユーロぐらいするので、とても買ってくる気にはならなかったが、昔、日本のアニメや漫画黎明期にも、こういったミニコミ的ノリの意味不明な雑誌があったなあと懐かしく思い出す一冊。あ、それと、ユーロで思い出した。行きに成田空港の両替所で日本円を両替しようと、一万円札を出し、「ドイツマルクに。」と言ったら思い切り変な顔をされた。十数年前に旅行したイメージのまま、ドイツの通貨がユーロに切り替わっていたのをすっかり忘れていたのだ。</p>
]]></content:encoded>
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		<title>ケルン旅行記</title>
		<link>http://hirokikikuta.com/blog/my-travel-documents.html</link>
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		<pubDate>Wed, 16 Sep 2009 07:47:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
				<category><![CDATA[Hiroki Kikuta's Blog]]></category>
		<category><![CDATA[2009年]]></category>
		<category><![CDATA[ゲーム音楽]]></category>
		<category><![CDATA[聖剣伝説]]></category>

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		<description><![CDATA[Symphonic Fantasiesは9月11日と12日、ドイツのケルン市で開催されたコンサート。スクウェアエニックスの旧作である「ファイナルファンタジー」「クロノトリガー/クロス」「聖剣伝説2」「キングダムハーツ」の...]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - 集合写真" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308591650116317467_symphonicfantasies.jpg"><img class="size-medium wp-image-782 alignleft" title="ケルン旅行記 - 集合写真" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308591650116317467_symphonicfantasies-300x131.jpg" alt="ケルン旅行記写真(集合写真)" width="300" height="131" /></a>Symphonic Fantasiesは9月11日と12日、ドイツのケルン市で開催されたコンサート。スクウェアエニックスの旧作である「ファイナルファンタジー」「クロノトリガー/クロス」「聖剣伝説2」「キングダムハーツ」の音楽を、それぞれの作曲者を招き、ケルンWDR交響楽団が新しいアレンジで演奏するという豪華な試み。で、ドイツを訪れるのは二度目なわけです。前回はもう十数年前、奇縁ながらスクウェアエニックスの社員旅行で、フランクフルトからミュンヘンまで美しい城や街を見ながらバス旅行したのが最初。その時は11月だったんで、雪まで降って大変だったけど、今回は9月ということもあって気候も暖かく、というよりは暑いね。昼間凄い暑くて夜はいきなり寒い不思議な国だね、ドイツは。（笑）成田から飛行機で12時間かけてフランクフルト国際空港まで。到着したのは9月10日。飛行機の中で2回食事して映画3本見たよ。「天使と悪魔」。ダン・ブラウンの原作をなかなか上手く消化してて。いや映画の話じゃなくて、あれだ、ケルンだ。フランクフルトからケルンまでは、なんか新幹線みたいなので1時間。その調子でブリュッセルとかパリとかにも行けるのがヨーロッパの面白いとこだね。<br />
<br />
<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - ケルン大聖堂、菊田" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308601665816214663_CIMG0601.jpg"><img class="alignright size-full wp-image-783" title="ケルン旅行記 - ケルン大聖堂、菊田" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308601665816214663_CIMG0601.jpg" alt="ケルン旅行記写真(ケルン大聖堂,菊田)" width="200" height="200" /></a>で、ケルンに着いたらとにかく大聖堂の存在感が圧倒的で凄いんだけど、それよりむしろ、今回のコンサートの主催であるベッカー夫妻が駅に迎えに来てくれているということにビックリ。聞くところ、コンサートのマネージメントから来客の世話まで、全て2人でやっておられるという大車輪ぶり。アメリカのイベントなどで、大勢が手分けしてチームワークでこなすのを見慣れているものだから、この家庭的なスタイルには本当に驚きました。<br />
<br />
<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - ホテル" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308607226316316970_CIMG0440.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-784" title="ケルン旅行記 - ホテル" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308607226316316970_CIMG0440.jpg" alt="ケルン旅行記写真(ホテル)" width="200" height="200" /></a><br />
<br />
ホテル到着後、僕等ゲストはご夫妻の心遣いで素敵な部屋を取ってもらっていたので、挨拶もそこそこに部屋にこもって爆睡。さすがに12時間のフライトは厳しいね。ベッドに倒れこんだまま、翌朝のミーティング時間まで眠り続けて、朝食も食わなかったよ。（笑）ミーティングでは、長らくご無沙汰していた植松さんや光田下村両氏に会って、本当に懐かしい思い。雑談方々、昔話や知り合いの消息、昨今の仕事振りやゲーム業界の景気の話など、尽きない尽きない。そのままバスでオーバーハウゼンという近郊都市に向かって、アイスホッケー用リンクで行われる11日のコンサートのリハーサルを見学。実は、今回のコンサートで楽曲にどういうアレンジが為されるか、事前にまったく聞いていなかったので、その内容を知るのはこれが最初。馬鹿でかいアイスホッケーリンクを仕切って設えられた舞台に、ギッシリと並ぶオーケストラ団員の人達。こんな大編成で演奏するなんてこれもビックリ。<br />
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<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - アイスホッケーリンクを仕切って設えられた舞台" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308620277516317484_SN3E0296.jpg"><img class="alignright size-medium wp-image-800" title="ケルン旅行記 - アイスホッケーリンクを仕切って設えられた舞台" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308620277516317484_SN3E0296-300x168.jpg" alt="ケルン旅行記写真(アイスホッケーリンクを仕切って設えられた舞台)" width="300" height="168" /></a>編曲の人は、Jonne Valtonenというフィンランドの人。僕はぜんぜん知らないんだけど、ヨーロッパでゲーム音楽を作っていて、オーケストレーションを含めて10年以上頑張っている、錚々たる経歴の持ち主らしい。音合わせを経て、指揮者のArnie Roth氏の段取りで演奏が始まり、お手並み拝見という風情でリハーサルを見守る作曲者4人。自分が作った曲のアレンジに対して、どういう感想を持ったかは、それぞれ自身にしかわからないけど、どの曲も丁寧な音使いとゲームらしい遊び心が光る、編曲者の熱意とセンスが感じられる良い作品だった。ただ、僕が今回のSecret of Manaのオーケストラアレンジに対して抱いた感想は、これはちょっと無茶だなと。（笑）編曲者がゲーム音楽経験者ということもあり、聖剣伝説2の持つ自然を中心としたファンタジー観や、その先進性や実験的精神をアレンジに取り込もうとした斬新で素敵なアレンジなのはもちろん素晴らしいけど、それにしてもこれは難曲、演奏するのが困難なほどの凝りに凝ったアレンジ。日本で、何回もオーケストラによる録音の現場を見てきた僕には、正直これがまともに演奏できるとは思えない難易度の高さで、どうするんだろうと少々面喰らい、リハーサル後にあれこれ話を聞いていると、これまたビックリ。普通、オーケストラというものは人数が多い関係で、時間に比してコストが高いので、コンサートとか開く場合も満足にリハーサルの時間が取れないのが常で、スタジオ録音などでは初見ということも度々あるのだが、今回はなんとリハーサルに一週間以上費やしているとのこと。練習に練習を重ねて仕上げるクラシックの演奏ならともかく、ゲーム音楽のオーケストラアレンジにそこまで綿密な準備をするなんて聞いたことが無い。まさに夢のような環境で行われるコンサートだと感心することしきり。<br />
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<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - ケルン大聖堂の尖塔から" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308626216716116933_CIMG0505.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-818" title="ケルン旅行記 - ケルン大聖堂の尖塔から" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308626216716116933_CIMG0505.jpg" alt="ケルン旅行記写真(ケルン大聖堂の尖塔から)" width="267" height="200" /></a>翌 11日は午前中に、取材に来ていた海外のゲーム音楽サイトのインタビューを受け、その後ケルンの街に出て大聖堂を見学。僕はゴシック様式の建築が好きなんだけども、ケルン大聖堂はその代表格。これほど圧倒的な存在感をもつ大聖堂も、他に無いんじゃないかな。地面から突然垂直に伸び上がって、天まで届く感じ。でね、その天まで届きそうな尖塔の天辺まで登れるわけです。階段で。（笑）人がようやく擦違えるぐらいの狭い細い螺旋階段が、何気なく地面から始まっていて、そのまま高さ157メートルの尖塔の上まで続き、全部で509段あるらしい。おばあちゃんもおじいちゃんも子供も若者もみんなそれをニコニコして登るのだけど、もう半分ぐらいで眩暈がしてきます。もちろん息切れも。油断してると死ぬ。（笑）天気に恵まれたおかげで尖塔の上は本当に見晴らしが良くて、気持ちが良い眺めだったけど、一気に登って汗びっしょりでそれどころじゃないよ。降りるは降りるでまた、膝に力が入らないし、これは凄い体験だった。（笑）午後からオーバーハウゼンの街に向かい、近くのショッピングモールで簡単に食事をして、コンサートに備える。<br />
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<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - ドイツ風のハンバーガー" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308632320016402459_SN3E0308.jpg"><img class="alignright size-full wp-image-819" title="ケルン旅行記 - ドイツ風のハンバーガー" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308632320016402459_SN3E0308.jpg" alt="ケルン旅行記写真(ドイツ風のハンバーガー)" width="200" height="200" /></a>で、その時食ったドイツ風のハンバーガーが良くなかったみたいで、体調が悪くなっちゃった。なんかミンチ肉を焼きました風で、味もあまり好みではなかったし、実に残念。おかげでコンサートの内容にも集中できず、あまり耳に入らなかったけど、お客さんの盛り上がりと、ゲーム音楽を楽しむ情熱は伝わってきた。特に、アンコールのメドレーで片翼の天使のメロディーが流れた瞬間に巻き起こった拍手、熱狂的な声援は、とても印象に深かった。凄いんだこれが。植松さんや、その作品や、ゲームに対する愛情が溢れていて、なんだかこう、魂に響くような声援だった。<br />
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<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - ガトー・ノワール" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308637302816214878_CIMG0572.jpg"><img class="alignleft size-full wp-image-820" title="ケルン旅行記 - ガトー・ノワール" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308637302816214878_CIMG0572.jpg" alt="ケルン旅行記写真(ガトー・ノワール)" width="200" height="200" /></a><br />
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一晩寝て12日。体調も良くなったので、反省と、あまり妙なものを食わないように注意しつつ、ケルン観光ということでホテルの近くにあるリンツ=インホフチョコレート博物館に。でも、リンツってスイスのメーカーなんだよね、不思議。ライン川沿いの出島のような桟橋のようなところにある、小さい城のような建物。一見すると地味で人気の無い寂れた博物館のようだけど、中身は濃かった。そんなに要らないだろうというくらい、チョコレートに関する薀蓄と資料が満載。また、そこにある洒落たカフェで食べたガトー・ノワール（チョコレートケーキ）が絶品。スイスのチョコレートって、ベルギーに比べて洗練されてなくて、あまり美味しくないってイメージがあったけど、見直しました。これは美味い。ホテルに戻る途中に偶然植松さんと会って、フランスから来たファンの人達と写真を撮ったりしつつ、夜のコンサート本番へ。<br />
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<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記 - ケルンのシンフォニーホール" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308650531116116603_SN3E0316.jpg"><img class="alignright size-full wp-image-821" title="ケルン旅行記 - ケルンのシンフォニーホール" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308650531116116603_SN3E0316.jpg" alt="ケルン旅行記写真(ケルンのシンフォニーホール)" width="200" height="200" /></a>二日目の会場は、ケルンのシンフォニーホール。昨日のアイスホッケーリンクとは品格も音響設備も雲泥の差。オーケストラの人達も、昨日のはリハーサルだって言ってたくらい、今日は気合の入れ方が違うらしい。みんな集まって準備を整え、会場入りすると、もうギッシリとお客さんが。って、これは手に手にCDだのゲームソフトだの持ってサイン会に参加する人達。普通は、お客さんと談笑しながら、コミュニケーション取りつつな感じなんだけど、この日はあまりにも数が多くて、もうひたすら流れ作業で書くしかない状況。4人で息を合わせて、なにを書いているんか分からなくなるくらい書いた。多分1時間以上やってたんじゃないかな。そしてほとんど休む暇も無く、そのままコンサートに雪崩れ込んで、気がついたら開演時間。司会者のドイツ語はぜんぜん分からないが、会場の熱気が只事でないのは分かる。指揮者Arnie Roth氏の登場、オープニングテーマの演奏、そしてキングダムハーツと下村女史の紹介。そこから先は、youtubeにいっぱい動画が上がっているので、見てもらえば多少は伝わるかと思う。（でも、残念ながらyoutubeのムービーの音は、少しバランスが違っていて、会場で聞いたあの完璧な感じが再現されていないのを言い添えておきたい）正直言って、まさに夢のようだった。昨日までとは次元の違う演奏の冴え、勢いと熱、そしてなにより、演じる者と聴く者が一体となって音楽を作り上げているという空気。いままで、部品だけしか見ていなかったものが、ちゃんと組みあがって完成形になるのを見たような。ああそうか、こういうことだったのだ、と手を打つ。曲が終わる、万雷の拍手。いい感じだ。みんな音楽を楽しんでる。僕の名前が呼ばれて声援に応える、曲が始まる。地鳴りのような不思議な太鼓の響き。ペンデレッキ風の弦楽。コーラスの人達の生み出す自然音。と、数秒して植松さんがこっちを見て言った。「菊ちゃん、これは凄いよ！」。いやもうまったくその通りで、僕は言葉も無かった。植松さんはリハーサルの時から今回のSecret of Manaのアレンジを気に入ってくれていて、学生時代にピンクフロイドの原始心母を聞いたことなどを重ね合わせ、プログレッシブロックを聞いたころの感動を思い出すとのことで、僕もそれには同感だったのだが、二日目の演奏を聴くまで、それがどういう地平を目指し、どういう意味を持つのか、理解していなかった。いや、編曲したJonne Valtonen氏を含め、理想として思い描いたとしても、誰も本当には理解していなかったに違いない。でも、こうやって形になった今は分かる。これは凄いことが起きたのだ。今回のコンサート全てを通して、今までに無い試みや、実験的精神や、それを不断の努力によって実現に導こうとする、信念に貫かれている。演奏が終わり、インターミッションで楽屋に戻ると、スタッフみんな、もう全部終わって成功したかのような盛り上がり。ケルン名物ケルシュビールは回ってきちゃうし、飲んじゃうし美味いし。そのままコンサート後半に突入して、大胆にパーカッションをフィーチャーした光田氏のクロノトリガーの勢いある素敵なアレンジに客席は大喜びで、植松さんの名前が呼ばれた時には会場割れんばかりの大拍手。演奏が始まれば、ファイナルファンタジーのアレンジの中に繰り返し繰り返し出てくるチョコボのテーマに笑いで応える聴衆。そしてクライマックス。アンコールの大歓声。ラスボス曲を中心にしたメドレー。スタンディングオベーション。鳴り止まない拍手、拍手、拍手。いやもうこれは大成功でしょう。なにより、こんな素晴らしいコンサートを実現させた、ベッカー夫妻に拍手喝采。<br />
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<a class="shutterset_Koln" title="ケルン旅行記" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308655011716214802_SN3E0299.jpg"><img class="alignleft size-medium wp-image-822" title="ケルン旅行記" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125308655011716214802_SN3E0299-300x168.jpg" alt="ケルン旅行記" width="300" height="168" /></a>熱狂したファンの子が数人、ガードを潜り抜けて楽屋に入ってきちゃって、植松さんと写真を取りまくるというハプニングを挿みつつ、幕後の打ち上げでも、関係者一同、良く飲み、良く語り、良く笑った。既存のスタイルとはまったく違うし、良い点や悪い点、考えればいろいろあるけども、ゲーム音楽のコンサートというものが、ひとつ上の次元に到達したことは誰の目にも明らか。とにかく、ああでなくてはいけないこうでなくてはいけないという、批評的枠組みから離れて、大昔のプログレッシブロックの奔放さに学び、さらには、ゲームというものが本来持っていたチャレンジする自由な精神と、それこそ遊びであるという屈託の無さを取り戻せたことは、なにより得がたい収穫だと思う。興奮冷めやらず、みんなで話しながらのコンサートホールからの帰り道、「これは新しい現代音楽なんじゃないか」と言った光田氏の言葉が心に残った。<br />
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		<title>Symphonic Fantasies</title>
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		<pubDate>Thu, 10 Sep 2009 21:02:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a title="Kölner Dom" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125261605100416125938_SN3E0287.jpg"><img class="size-thumbnail wp-image-778 alignnone" title="Kölner Dom" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125261605100416125938_SN3E0287-240x180.jpg" alt="Kölner Dom" width="240" height="180" /></a><br />
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実は大聖堂の町、ケルンに来ています。ドイツを訪れるのは十数年ぶり。Symphonic Fantasiesという、ゲーム音楽のコンサートにゲストとして招かれたのです。ファイナルファンタジー・クロノトリガー・聖剣伝説２・キングダムハーツの音楽を独自の解釈でオーケストラに編曲して演奏するという、なんとも贅沢なプログラムで、それぞれの作曲者もゲストとして招かれるという、これまた贅沢なコンサート。成田からフランクフルトまで１２時間のフライトは疲れたけど、久しぶりに植松さんや光田下村両氏に会えたのも懐かしい限りで、今日はリハーサルを見学した後、みんなでビールを飲みながら、ドイツ料理を食いました。明日はコンサート本番。盛り上がるといいね。どの曲も凝りに凝った凄いアレンジなので、お客さんの反応を見るのが楽しみです。<br />
<br />
コンサート終了。素晴らしい。本当に素晴らしいコンサートだった。作曲者、編曲者、指揮者、演奏者、聴衆、関わった人たちみんなが一体となっていた。鳴り止まない万雷の拍手が、それを雄弁に語っていると思います。みんな本当にありがとう。これから帰国の準備だけども、時間があったらまた、この旅の簡単なレポートとか書きたいと思います。</p>
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		<title>お疲れさまでした</title>
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		<pubDate>Sat, 22 Aug 2009 22:10:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
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			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a title="コミックマーケット７６ お疲れさまでした" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125097855561016411678_c76.jpg"><img class="alignnone size-thumbnail wp-image-773" title="コミックマーケット７６" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125097855561016411678_c76-240x180.jpg" alt="コミックマーケット７６ お疲れさまでした" width="240" height="180" /></a><br />
<br />
コミケット７６への参加も無事に終了。暑い中を並んで、わざわざブースに来てくれた人たち、みんな有難うでした。僕も、朝の９時に椅子に座ったっきり、夕方４時の終了時刻まで、ほとんど飲まず食わずで頑張ったよ。コミケ参加も回を重ねると、嬉しいことに、足を運んでくれるファンの人も増えて、次から次へ、ひたすらに話していた感じで、１週間経つ今でも、まだ少しぼんやり（笑）しています。でも、僕のブースがある場所はシャッター口の近くで風も通ったし、涼しくて良かったみたい。遠く東館の向こう端に、東方系サークルの集団が見えるんだけど、あっちは凄まじい人の波で阿鼻叫喚だったらしいです。<br />
<br />
で、持って行った「海神記」は目出度く売り切れて、本当にもう手元にありません。Tシャツも、わりと早いタイミングで売れちゃいまして、買えなかった人は済みませんです。<br />
<br />
さて、今回新たに頒布した楽曲である「AT」について少々書こうと思います。これ最初はぜんぜん別のゲームのために作った、1960年代のバンドサウンドをイメージした曲だったんだけど、案の定その企画は消えまして、自分ではけっこう気に入っていたので、今回の夏コミのために歌モノに改造しようと、アレンジを考えたり歌詞を付けてもらったり、あれこれ頑張ってみた次第。ドラムは、大昔のグレッチのセットの音だし、メロトロンのフルートに、ファルフィッサのコンボオルガン。加えて流行の人工歌姫を使いながら、どんな風に僕らしい味を出すか、きっと苦労はあるだろうけど、そういう楽しみも期待していた。で、この曲。もとは古い真空管アンプ的なディストーションサウンドだったんだけど、歌を入れて組みあがってみると、人工歌姫の雰囲気とどうしても合わない。合わないというか、両方とも歪みがちな不明瞭なサウンドなため、お互いに埋もれすぎて、輪郭がぼやけちゃう。コンプレッサーで輪郭を立ち上げても、どうしてもモヤモヤした感触が拭えない。実際何度も何度もやりなおしてMIXしたんだけど、どうしても気に入らない。そこで、根本のコンセプトから変更して、楽器音を全て、アコースティックな肌合いのシャキシャキした音質にまとめ、その中に埋もれる形で人工歌姫を配置したら、なんとなく気持ちが良いバランスが見つかった。あれこれごちゃごちゃ弄るのは止めて、歌を含めた全ての音が、真っ直ぐ鳴るように。真っ直ぐ、聞く人の耳に届くように。目の覚めるような響きを生むように。作業を始めた時はもっと簡単に完成できると思ってたんだけど、目論見が外れて凄い手間がかかっちゃった。その代わり、夏らしい爽やかさのある楽曲に仕上がったと思います。自分で一番気に入っているのは、最初に一発鳴るスネアの音。これさえ聞いてもらったら、この気持ち良い音を聞いてもらったら、もう大満足って感じ。で、なにぶん歌の内容が聞き取りにくかったと思うんだけど、歌詞はWEBに挙げていいかどうかまだ分からないので、それはいずれまたということで、ゴメンナサイ。</p>
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		<title>コミックマーケット７６</title>
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		<pubDate>Sat, 25 Jul 2009 03:16:25 +0000</pubDate>
		<dc:creator>菊田 裕樹</dc:creator>
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		<category><![CDATA[2009年]]></category>
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		<description><![CDATA[恒例ながら、この夏の、コミケット７６に参加する。日程と場所は「８月１５日 土曜日東地区コ-３７a」。持って行くものは、写真のＣＤ。タイトルは「ＡＴ」。なんていうか、アコースティック味のあるバンド系サウンドに、仮歌っぽく、...]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>
<a class="shutterset_comicmarket76" title="８月１５日 土曜日東地区コ-３７a" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/124849142172816221813_meta2.jpg"><img class="alignnone size-thumbnail wp-image-768" title="８月１５日 土曜日東地区コ-３７a" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/124849142172816221813_meta2-240x180.jpg" alt="８月１５日 土曜日東地区コ-３７a" width="240" height="180" /></a><br />
<br />
恒例ながら、この夏の、コミケット７６に参加する。日程と場所は「８月１５日 土曜日東地区コ-３７a」。持って行くものは、写真のＣＤ。タイトルは「ＡＴ」。なんていうか、アコースティック味のあるバンド系サウンドに、仮歌っぽく、例の人工歌姫（と書くのは明確にクレジットすると、権利許諾の範疇から逸脱するらしいので）を乗せてみたという感じで。それと、「海神記」の余りがあるのを見つけたので、ついでに持っていこうかと。あと、余裕があればＴシャツ的な何かを。<br />
<br />
それにしても、昨今はひたすらに作曲仕事の日々で、その合間を縫ってのコミケ用ＣＤの制作なんだけども、あくまで趣味の創作であるが故に、なかなか手を離れないというか、微妙に納得がいかなくて延々と修正を加えてしまって、仕事でやる作曲よりも手間暇かかってしまうのはどうしたものか。<br />
<br />
それと、近況報告も兼ねて宣伝だけども、株式会社ケイブさんより発注を受けて、「怒首領蜂大往生」というシューティングゲームのアレンジＣＤに参加した。僕は、そもそもシューティングゲームはぜんぜん遊ばないし、他人の曲を弄ることはほとんど無いので、面白い試み。自分なりの表現的なこだわりの意味も兼ねて、僕が学生時代に影響を受けた１９７０年代のシンセサイザーユニット「タンジェリンドリーム」のライブパフォーマンスを髣髴とさせる臨場感を再現してみた。巨大な貨物のようなアナログシンセサイザー群を積み上げ並べて、リアルタイムで操作をしながら音を探っていく彼らのスタイルは、本当の意味での演奏でもあり、ライブでこそ真価を発揮する。「リコシェ」というライブアルバムが好きで、何回聞いたかわからない。<br />
<br />
中学生の時に、突然の夏の夕立を逃れて、たまたま立ち寄ったオーディオショップのスピーカーから、件のリコシェPart2が大音量で流れてきた。外は晴れているのに、土砂降りの雨。放り出した自転車。ゆるゆると流れ出す、メロトロンの音色。その夢幻な状況は、今でもはっきり覚えている。時代の温度を含めて、ああいう熱気を帯びた風景の中に。僕は今でも立っているのだと思う。<br />
<br />
と、いうような思いを込めた「怒首領蜂大往生アレンジアルバム」。奇しくもコミケ同日８月１５日に<a href="http://cave-gameshow.cocolog-nifty.com/fes200908/02/index.html" target="_blank">秋葉原のイベント</a>で発売になるらしいので、興味がある方はぜひ。<br />
<br />
追記、「怒首領蜂大往生アレンジアルバム」の打ち上げで、普段馴染みの無い、ゲーム音楽の作曲家さんたちと、盛り上がってきた。こういう機会が増えると良いね。<br />
<br />
それと、コミケットに持っていくTシャツが仕上がってきたので、写真を貼っておく。こんなの。<br />
<br />
<a class="shutterset_comicmarket76" title="Tシャツ" href="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125012712149716300838_SN3E0276.gif"><img class="alignnone size-thumbnail wp-image-769" title="Tシャツ" src="http://hirokikikuta.com/wp-content/uploads/125012712149716300838_SN3E0276-240x180.gif" alt="Tシャツ" width="240" height="180" /></a></p>
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